子宮内膜症が不妊につながることもあります
子宮内膜症は子宮の病気と
勘違いされがちですが
子宮内膜(子宮の内側の組織)に類似する
組織が子宮以外の場所にできて
増殖する病気です。
最も起こりやすい場所は卵巣です。
子宮内膜症の組織は
女性ホルモンの影響によって
正常な子宮内膜と同様
周期的に増殖して出血しますが
その血液が排出されずに体内に溜まり
炎症を起こしたり
周囲の組織と癒着したりすることで
様々な痛み(主に月経痛)がでてきます。
子宮内膜症は
不妊女性の多くに認められ
不妊と子宮内膜症には因果関係が
あると考えられています。
子宮内膜症は卵巣の機能が活発な
20代から30代に多く発症します。
この世代の女性は(今すぐでなくとも)
いずれは子供がほしいと考えている方が
多いです。
現実に赤ちゃんを希望したときに
子宮内膜症による不妊になっていることを
防ぐためにも早い段階から
適切な治療を受けてほしいと思います。
2017年12月18日