婦人科のご案内
婦人科の悩みは、なかなか打ち明けにくく、ひとりで苦しんだり、辛いのに放置してしまいがちです。そのため、重大な病気を見逃してしまうことも少なくありません。婦人科のトラブルに、我慢や自己判断は禁物です。まずは受診して、気軽に相談してみてください。
当院の婦人科について
武部診療所は、女性特有のトラブル全般を取り扱う、産科のない「婦人科」です。 いわゆる「町医者」だからこそ、ちょっとしたトラブルでも、気軽に相談することができます。 当クリニックの院長である武部力は、日本臨床細胞学会が認定する細胞診専門医であり、 子宮がん検診をはじめとする婦人科のエキスパートです。また、性感染症に関する検査や診断、各種の避妊法や緊急避妊(アフター・ピル)、更年期障害の治療についても、豊富な経験と実績を有しています。
主な診療内容
各種避妊法の指導 | 経口避妊薬、アフター・ピル |
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思春期カウンセリング | 生理不順、不正出血、低血圧症 |
性病に関する相談 | おりものの異常、性感染症(STD) |
子宮がん、ホルモンに 関する健康相談 |
子宮がん検診、生理の移動、月経前症候群(PMS) |
更年期、老年期の健康相談 | 冷え性、のぼせ、自律神経失調症 |
各種生活習慣病に関する 健康相談 |
高血圧症、糖尿病、高脂血症 |
また、当クリニックでは、婦人科とあわせて内科の診療も行っています。
インフルエンザや子宮頸がん予防ワクチンなどの各種予防接種にも対応していますので、お問い合わせください。
子宮がん検診
当クリニックの院長である武部力は、日本臨床細胞学会が認定する細胞診専門医であり、 子宮がん検診をはじめとする婦人科のエキスパートです。
子宮がん検診は、水曜日(午前)、金曜日(午後)、土曜日(午前)に実施しています。
ご希望の方は、検査の精度を確保するため、以下の時間の間にお越しください。
子宮がん検診受付時間
水曜日・土曜日 | 午前9:30~午前11:30までの間 |
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金曜日 | 午後6:00~午後7:30までの間 |
ピル(経口避妊薬・OC)について
当クリニックでは、21日(3週間服用した後、1週間休薬する)タイプと28日(基本的に、毎日服用する)タイプの2種類のピルを取り扱っています。
価格はどちらのタイプでも同じで、最長で3ヶ月分まで処方することができます。どちらのタイプでも飲み忘れないことが大切ですので、 患者さまのライフスタイルにあったものをお選びいただいています。
なお、避妊目的のピルには保険を使うことはできませんので、自費となります。
緊急避妊薬(アフターピル)について
緊急避妊ピルは「アフター・ピル (morning after pill)」ともいわれます。
アフターピルは避妊に失敗した場合や避妊しないで性交をした場合に、緊急的に用いる避妊薬です。性交後72時間以内に服用する必要があるとされています。
従来からのヤッペ法(中用量ピル「プラノバール」を使用)は比較的安価な方法です。ただ、服用方法が12時間ごとに2回と複雑になることと、悪心(吐き気やむかつき)を強く訴える患者さんもいることから、最近では緊急避妊薬「ノルレボ」が処方されることが多くなっています。ノルレボは高価なお薬です。
どちらの方法も完全に妊娠を回避できるわけではないこと、服用後も妊娠の可能性はあるので適切な避妊をおこなうことが大切です。
当診療所ではそれぞれの方法についてよく説明したうえで、患者さんの希望を尊重した処方をおこないます。アフターピルの処方を希望される方は診療時間内にお越しください。
なお、費用はヤッペ法が5,000円、ノルレボが13,800円です。いずれも問診などの診察料や薬剤料など全て込み、保険適用外です。
子宮頸がん予防ワクチンについて
子宮頸がんは、ウィルス(HPV)によって子宮の入り口あたりにできるがんで、近年20代から30代の比較的若い世代で増加しています。子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、特に高い発がん性のあるHPVの感染をほぼ100%防ぐことができます。
当クリニックでは、この子宮頸がんを予防するワクチンの接種を実施しています。
年齢によって、公費助成の対象となる方や自費でのお取り扱いになる方がありますので、事前にお問い合せ・ご相談いただくとよいでしょう。
なお、ワクチンでは防ぐことができない発がん性HPVもありますので、子宮頸がん予防ワクチンの接種後も、検診は定期的に受けてください。