STDの早期発見には、定期的な検査が有効です
性感染症(STD)、いわゆる「性病」は、性行為を通じて細菌やウィルスがヒトからヒトへ伝染してさまざまな症状を引きおこす疾患です。
性感染症には、トリコモナス、クラミジア、淋菌感染症(淋病)、尖型コンジローマ、性器ヘルペス、HIV感染症(エイズ)などがあります。これらの病気は、放っておくと、不妊症や子宮外妊娠の原因となることもあります。
特に、女性に最も多いクラミジア感染症は初期には自覚症状がないことが多く、発見が遅れやすいので注意が必要です。
膣や外陰部に、不快感、かゆみ、痛み(性交時や排尿時の痛みも含む)、おりものの増加・悪臭などの症状がみられたら、早めに受診することをお勧めします。また、定期的な検査によって早期発見することや、コンドームを使って予防することも大切です。
病気が見つかった場合には、主に、抗菌化学療法(抗生物質による薬物治療)をおこないます。
2011年11月14日