【FAQ.11】 PMSとか、PMDDって何ですか?
PMSとは、月経前症候群(premenstrual syndrome)のことです。
月経前症候群とは、月経の3日から10日前になると現れる、
胸が張る、眠気、倦怠感、頭痛、肩こり、むくみなどの身体的症状や、
イライラ、不安、集中力がなくなる、などの精神的症状のことで、
月経が始まると弱まったり、消えたりするものをいいます。
PMSは大変多くの女性に見られ、なかには、日常生活に支障をきたす方もいます。
原因については諸説があり、定まっていませんが、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの
バランスが影響しているとする説もあります。
適度な運動をしたり、アロマなどのリラクゼーションを取り入れるなどの工夫も
有効でしょう。
また、日常生活に支障を来すような場合は、低用量ピルを用いて、
排卵を抑制することで症状を和らげるなどの治療を検討しましょう。
PMDD(月経前不快気分障害)は、PMSと似ていますが、
感情や行動をコントロールできないなどの、強い精神症状が特徴です。
PMDDの治療には、SSRIやヤーズ(R)などの超低容量ピルを用います。
2012年01月30日