不眠など睡眠に関するお悩み、ご相談ください
眠りについてのご相談が少なくありません。
女性の健康・医療を専門とする当診療所には、幅広い世代の女性から、
寝つけない、眠りが浅い、朝早くに目が覚めてしまう、といった悩みが寄せられます。
不眠の背景には、悩み事や心配事があり、そのストレスを解消していくことで症状が改善することも多くあります。
不眠を解消するには、眠りやすい環境を整えたり、リラクゼーションを取り入れるなど、生活習慣の改善も有効であると分かっているのです。
こういったセルフケアで症状が改善される場合はよいのですが、
不眠が長期にわたって続いて日中の生活に支障がでたり、
強いストレスや不安感がある場合は病気が原因となっていることもありますので、一度ご相談ください。
女性に多い不眠の原因は、うつ病(や抑うつ状態)、更年期障害などです。また、なかなか寝つけないといった入眠障害は、むずむず脚症候群の可能性もあります。
女性は、思春期から成人し、妊娠・出産を経て、更年期、さらに老年期へと、女性ホルモンによって心身ともに大きな変化を経験します。なかでも、20代から40代の働く女性のうつ病による不眠や50代以降の更年期障害による不眠が多く見られるように感じられます。
こうした睡眠に関する治療は、薬物療法が中心となります。
抗うつ薬や抗不安薬、気分安定薬、睡眠導入剤や睡眠薬など、
個人個人の症状に併せて適切なお薬を組み合わせたりして処方します。
最近では、副作用が極力少なく、生活を改善する効果が高いと考えられたり、常習性がないとされるお薬がありますので、怖がらずにご相談ください。
また、医師によるカウンセリングも行っていますので、ひとりで悩まず受診してください。
眠れないので・・・という理由で、飲酒の習慣がついている方は
肝機能の障害やアルコール依存に陥る可能性が高くなるので、注意が必要です。
当診療所では、肝機能のチェックも行っています。
2012年03月08日